飲食業界の深刻化する人手不足、原因と解決策は?

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こんにちわ、miomio (@miolog_) )です。

 

今日の深夜にブログを開設して2つ目の記事は、わたしの本業でもある「飲食業」について、最近深刻化する人不足の原因や、わたしなりに考える解決策を書いていこうと思います。

 

 

 

飲食業界の人手不足

 

「○日、人足りないから出勤してくれない?」

飲食店で働いたことのある人なら、誰しも言われたことがあるのではないでしょうか。

現在わたしも飲食店のスーパーバイザーとして働いていますが、人手不足に悩まされることはよくあります。

というかほぼ毎日です。

 

「今日○○さんが病欠なので定員不足です。」

「○日、定員不足なのでヘルプを要請します。」

毎日こんなメールがわたしの元に届きます。

冗談じゃなくて、本当にびっくりするくらい人手不足なんです。

人手不足の原因ってなんなの?

 

こんなに人手不足になるには、何かしら原因があるはずです。

細かくあげるとキリがないので、大まかな原因だけですが、まとめていこうと思います。

 

アルバイト先を探している学生やフリーターの方が、この記事を読んでいたら「あー飲食店は辞めとこう」って思っちゃいますよ(笑)

 

労働時間が長く、休みが少ない

 

実際にわたしが担当している店舗もそうですが、ランチタイムとディナータイムの営業があるので、朝11時から夜23時まで営業しています。

 従業員は準備や片付けもあるので、朝は9時出勤、夜は24時過ぎくらいまで働いています。

こないだわたしが担当している店舗の店長さんが、

「最近子供が生まれたんだけど、滅多に家に居ないから自分が抱っこすると大泣きするんです」と、悲しそうに言っていました( ;  ; )

 

労働時間が長いと必然的に家にいる時間が短くなるので、どうしても家族と過ごす時間は短くなってしまいます。

 

それに加えて、飲食店は週休2日制ではないところがほとんどです。

お店によりますが、土日も営業も営業しているお店が多いので、週休2日取れている飲食業の方なんて、ほとんどいないのではないでしょうか。

 

わたしも週休1日あれば、超ラッキー!

週休2日なんて、お正月以来取れてません。

 

さらに祝日やGWなどの大型連休は、書き入れ時なので休みなく営業している店も多いでしょうから、家族で遠出や旅行はまず無理です。

 

「家族との時間が取れなさ過ぎて、転職を考えている。」という相談は、割とよく受けます。

わたしも結婚した2月から、既に3回以上旦那さんから「仕事辞めてほしい」と言われています(^_^;)

 

給料が安い、給与水準が低い

 

飲食業界で働く人の平均年収は40歳時点で年収481万円と、63ある業界の58番目です。

 

これだけひどい労働環境の中、さらに給料が安いときたらそりゃ人手不足も納得です。

役職がついたり、管理職になれば多少は上がりますが、普通の平社員として働いていたら、本当に給料は少ない業界だと思います。

 

 深刻化する人手不足、解決策はないの?

 

ざっと上げただけでも、人手不足になる原因が多くみられた飲食業界ですが、解決策はないのでしょうか。

解決策があれば人手不足も改善されて、わたしは定員不足の店舗にヘルプを送る手間も省けて良いのですが…(笑)

 

福利厚生を充実させる

 

これが一番手っ取り早く改善できる方法ではないでしょうか。 

わたしが働いている会社は、この福利厚生がかなり充実しています。

 

  • 退職金制度
  • 交通費全額支給
  • 従業員割引(都内だけでも50店舗以上ある全店で、会計から10%割引)
  • 住宅補助(家賃手当が出る他、提携業者を通すと、仲介手数料が無料になる)
  • 結婚手当、出産・育児手当(義務教育終了まで、1子につき1万円)
  • 無料英会話教室

 

他にもありますが、最近結婚して実際に結婚手当をもらった時は、正社員として働いていて良かったなと感じた瞬間でした。

家賃手当も1万5000円出るので、これもすごく助かっています。

 

ただし自社で福利厚生制度を導入しようとすると、かなりのコストと労力がかかるので、福利厚生のアウトソーシングサービスを利用すると良いかもしれませんね。

 

福利厚生を充実させることで、離職率が下がり人手不足の解決に繋がってきます。

 

 勤務形態の改善

 

一般的な会社が9時〜17時や10時〜18時、休憩1時間の8時間勤務なのに比べ、飲食店は9時〜24時、休憩2時間など、普通には理解しがたいシフトを組まれることも少なくありません。

 

実際にわたしの先月のシフトを公開します。

 

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この通りかなりの労働時間になっていることは一目瞭然です。

わたしはスーパーバイザーとして従業員がしっかり働いているかチェックする必要があるので、従業員とほぼ同じ時間帯で働いています。

(家が遠いので夜は早めに帰らせてもらってますが…)

 

飲食店によって様々なので、このような働き方の人ばかりではないと思います。

ですが、これがずっと続くようだと、子育てどころか子作りもできません。

 旦那さんと最後にデートしたのも、いつだったか思い出せないくらい前になってしまいました。

うちは旦那さんが週休2日の土日休みの会社で働いているので、余計やめて欲しいと思わせているのかもしれません。

 

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https://www.colowide-recruit.jp

 

牛角」や「かっぱ寿司」で知られる株式会社コロワイドでは、「限定社員制度」を導入しています。

※限定社員制度…勤務地が限定されていて、勤務時間が柔軟。時短勤務が可能で、週に20時間以上働いていれば社員として勤務が可能な正社員のこと。 

 

アルバイトから社員になると、年2回の賞与も支給されるようになるなど福利厚生が充実しています。

 

こういった制度を導入することで現在アルバイトやパートで働いている方が、社員として働くことができるので、現在の社員への負担を減らすことができます。

 

 深刻化している今だからこそ

 

ここまで色々と書いていきましたが、自分でもなんで働いているのか分からなくなるくらいひどい労働環境なのが分かりました(笑)

これらを改善しなければ、人手不足を改善できるのではないかと思います。

 

新しい制度や福利厚生を充実させることにより、最初はコストや手間がかかるとは思いますが、長い目で見れば後々従業員が増えてみんなが楽になるのは間違いありません。

人手不足が深刻化している今だからこそ、従業員のみんなが気持ちよく笑顔で働けて、従業員の家族も不満なく送り出せるような環境を作ることが大事なのではないでしょうか。

 

以上、miomio (@miolog_) )でした。